相続対策用語シリーズ
今回は戸籍・住民票についてお話しします。
相続対策とは少し違うかもしれませんが
相談手続を行う際には必要なものなので、知っておけば役立つはずです。
銀行の口座解約や不動産の名義変更など、相続手続ではよく戸籍や住民票が要求されます。ただ、「戸籍」や「住民票」と呼ばれないケースも多いのが実情です。窓口などで言われた聞き慣れない言葉に、それが「戸籍」や「住民票」を指していると気付かず、混乱してしまうことがあるかもしれません。
「戸籍や住民票なんて、常識として知っているよ」
という方も、ちょっと立ち止まって最後まで読んでいって下さい。いざというとき、役に立つことがあるかもしれません。
あと、今回は雑談の部分で「手元にあった戸籍で、どこまで昔の情報が載っていたか」にも触れています。最後まで読んでいただければ、幕末など歴史好きの方も興味を持ってもらえると思いますよ♪
戸籍について
戸籍とは、「生まれた」「結婚した」「子供が生まれた」「引っ越した」「亡くなった」など、人が生まれてから亡くなるまでが記されたものです。
戸籍謄本は、一つの戸籍に書かれた全員の情報が載っているもので
戸籍抄本は、戸籍に書かれている一部の人の情報が載っているものです。
戸籍謄本は「戸籍全部事項証明」、戸籍抄本は「戸籍個人事項証明」とも呼ばれます。
戸籍の種類と呼び方
戸籍(現在戸籍)
現在のその人や家族(所帯)の情報が載っているもの、と考えればいいでしょう。
通常、戸籍といえばこれを指します。
除籍
結婚や死亡などの理由で戸籍から抜けた人の情報や、全員が抜けた戸籍を指します。
原戸籍
現行の戸籍になる前、つまり改正される前の戸籍です。
「古い戸籍」と言い換えても良さそうですね。
戸籍附票
対象となる人の住所の移り変わりを記録したものです。
住民票の代用として使われることもあります。
不在籍証明書
現在、該当の住所に特定の人の本籍がないことを証明したものです。登記簿謄本の所有者欄などに記載された住所に、その人がいたと証明できないときなどに使うケースがあります。
住民票について
該当の人が在住していることを証明するものです。
住民票の種類と呼び方
住民票
これは……そのままですね(^_^;)
現在居住している住所を役所に届け出ると、住民票はその場所に移ります。
除票
亡くなった方の住民票です。
不在住証明
特定の人がその場所に住民票登録をしていないことを証明する書類です。戸籍の「不在籍証明」と一緒に取得するケースも多く、「不在住不在籍(不在籍不在住)」とまとめて呼ぶこともあります。
相続手続の際に必要なもの
出生死亡戸籍
被相続人が生まれてから亡くなるまでの、全ての日を網羅した戸籍です。これによって親子関係や親族関係などの証明ができ、法定相続人がある程度特定されます。
除票・除籍など
書類としては前述のとおりですが、ここから先は提出するものによって変わってくる場合も多くあります。
たとえば、不動産の名義変更をするのであれば、一般的に上記書類の他に「不動産を取得する人の住民票」なども必要です。
元号 | 西暦 | 主な出来事 |
文化 | 1804.3月~1818.5月 | |
文政 | 1818.5月~1831.1月 | 1828年 シーボルト事件 |
天保 | 1831.1月~1845.1月 | 1837年 大塩平八郎の乱 1841年 天保の改革 |
弘化 | 1845.1月~1848.4月 | |
嘉永 | 1848.4月~1855.1月 | 1853年 ペリー「黒船来航」 |
安政 | 1855.1月~1860.4月 | 1859年 安政の大獄 1860年 桜田門外の変 |
万延 | 1860.4月~1861.3月 | |
文久 | 1861.3月~1864.3月 | 1862年 生麦事件 1863年 のちの新選組結成 1863年 薩英戦争 |
元治 | 1864.3月~1865.5月 | 1864年 池田屋事件 |
慶応 | 1865.5月~1868.10月 | 1865年 亀山社中結成 1867年 大政奉還・王政復古 1867年 坂本龍馬暗殺 |
明治 | 1868.10月~1912.7月 | 1868年 鳥羽伏見の戦い(戊辰戦争) |
大正 | 1912.7月~1926.12月 | |
昭和 | 1926.12月~1989.1月 | 1970年 ブログ主生誕(やかましいわ) |
平成 | 1989.1月~2019.4月 | |
令和 | 2019.5月~ |