映画にもさまざまなジャンルがあって、日々多様化していますよね。しかし、時代劇や時代ものの作品が好きな人も、まだまだ多くいるはずです。かくいう私も、大河ドラマも大好きで、特に戦国時代の作品は毎回観ています。
さて、今回紹介するのは、そんな時代ものが好きな皆さんにとっては外せない定番作品です。しかし、私の周囲で聞くと、意外と観ていない人も多いことに気づかされます。個人的には、時代ものが好きなのにこれを観ないなんて勿体無い!とすら思ってしまうのです。それでは早速紹介していきましょう。今回も最後までお付き合いください。
ブログ登場人物紹介
Taka
ブログ執筆者。映画は比較的古い作品が好きな傾向がある。
ここ15年くらいの作品には疎いけれど(^^;) それ以前のものを中心に紹介します。
Taka嫁
Takaの「管理者」的存在。Taka以上の映画好き。
独身時代に収集した数々の作品を観て、Takaの映画好きが加速した。
Taka娘
生意気盛りの一人娘。Youtubeに夢中で
映画には興味無さそう・・・
授業以外で歴史を観るわけ?
「七人の侍」とは
1954年に上映された、黒澤明監督の作品です。舞台は戦国時代……収穫の時期になると盗賊の襲撃を受け、困り果てた村人たちが「用心棒」的存在として武士の助けを得ようとし、適役を探します。そのとき、泥棒を一刀両断にした浪人と出会い、村を守って欲しいと願い出て話が進んでいきます。集まった「武士」達とともに、あらゆる手を打ちながら盗賊から村を守ろうとする人達。諦めることなく何度も襲撃してくる盗賊。果たして「武士」達の実力は?そして、村は無事に守り切れるのか?
やっぱり個人的にはこれが一番かな
今でも楽しめる「七人の侍」の凄さ
さまざまなシーンで遭遇する「既視感」
世界で認められた名作だけあって、「荒野の七人」など海外でもリメイクされていますよね。しかし、七人の侍の場合はそれだけではありません。多くの作品でそのシーンが取り上げられています。盗賊の襲撃から村を守ろうと奮闘するシーンの中だけでも、色々な形で参考にしたのではないかと思わせる作品は数多くあります。大河ドラマでも、時代ものの映画における城の攻防シーンなどでも、そういった場面は多く存在するのではないでしょうか。さらに凄いのは、そう感じられたシーンに遭遇しても、今でもワクワクしてしまうところです。だからこそ、今でも大切なシーンで好んで使われているように思います。決して「あ~あ、また真似してるよ」なんて決して思えない、それぞれの作品に「新鮮さ」が加わっているあたりが不思議なところですね。
戦闘シーンだけではない「人間模様」
集まった七人も、そのキャラクターはさまざまです。農民に熱心に誘われて参加する者、参加することになった侍に誘われる者・・・勝手についてくる者、などなど。そして、実力のほどもそれぞれ。農民との関係も含めて、見どころは1つではありません。ちょっとした言い争い、仲間(というより師匠的存在)に対する尊敬、村人との恋愛。村を守るという目的を果たしながら、一方でドラマも続いていきます。もっとも、こういったドラマは時代が進んだ今の方が優秀なものも多いでしょう。しかし、1954年に作られた作品と考えると、現代のものと引けを取らないストーリー性に凄みを感じます。
全員強いというわけでないのも面白いところですね
……うちのポンコツ侍(自称)が住人母娘にバッサリやられたところで
次に行きましょう……
「七人の侍」の隠れた(?)見どころ
これは、自分で発見したのが嬉しくて、あえて何も調べずに書いています
(要するに、周知の事実だと知ることが悔しいだけの意地っ張りの所業です(^^;))。
こういう「古い名作」にありがちな、「あの名優発見!」の類の話です。
後に、ドラマの「水戸黄門」で黄門様を演じていた東野英治郎さんが、この映画では「懲らしめられて」しまいます(^^;)水戸黄門のドラマも長くやっていますが、自分達アラフィフ世代が最初に遭遇した「黄門様」って、東野英治郎さんじゃなかったですか?「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい!」で始まって、最後はあの「はっはっは」の高笑い・・・今でも聞こえてくるようです。その「黄門様」が若い頃こんな悪事を働いていたなんて・・・
作品によって良い役になったり悪役になったりするの当たり前じゃん
感心したふりをして放っておきなさい
・・・
まあ、そうなんですけど。
あとは、キャストを見ていれば誰でも気付くことなので
知っている人にとっては「当たり前のこと」なんでしょうね(^^;)
でも、意外な役で出ている俳優さんを見つけるのも、過去の名作を観る楽しみの1つでもあります。自分で見つけると、想像以上に嬉しいものですよ♪
今回は、邦画の定番・黒沢映画から「七人の侍」を紹介させていただきました。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました♪