食べた桃の種から桃を育てるシリーズ
2年目の今年も数個、桃を種から育てるために休眠打破を行っていますが、それはどちらかというとブログネタ用です。あとは、今回紹介している休眠打破の方法で間違いないか、サンプルを増やすためでもあります。
ここで紹介していくのは、昨年の夏に食べた桃の種の成長記録です。いずれ並行して「今年生まれ」と「昨年生まれ」を紹介することになるのかどうか……問題は、それだけ育てるスペースがあるかどうか、なのですが(^_^;)
シリーズの過去記事
食べた桃の種から、桃を育てる
食べた桃の種から、桃を育てる2~発芽と冬越し~
食べた桃の種から、桃を育てる~番外編・休眠打破の方法~
番外編はさておき、前回は冬を越すまでの話をしていきました。
今回は、1年目の冬場を乗り越えた記録を紹介します。
発芽した桃達は冬を越えられるか
休眠打破で、無事に芽を出した子達
不安要素としては「まだ幼い、木になっていない芽が寒さに耐えられるのか」がありました。
今後うまく成長してくれれば、産地を見ても名古屋の寒さに耐えられないはずはありません。しかし、芽の状態なら話は別です。自然の状態なら、芽は春に出るものです。それを休眠打破で「無理矢理」芽を出させたのですから、相応の対処は必要でしょう。
そこで、一年目は温室で暖かくして育てることにしました。
温室での管理と管理方法
ここで、冬に行った温室での管理を紹介しておきます。
100%正解だったかどうかは分かりませんが
全て枯らさず冬は越したので、少なくとも全く不正解ではなかったであろうと思っています(^_^;)
土と肥料
「挿し芽種まきの土」で芽が出た状態のまま
また、適当に植えて出てきた芽はそのまま
温室の中に入れ、しばらくは肥料なしでお世話をしました。
2月くらいになり、そこそこ成長したタイミングで肥料をあげています。
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肥料は拘らず、他の植物にも使える市販のものを使っています。
私が使っているものと同じではありませんが、参考までにリンクに挙げておきますね。
水は、乾いたらあげるくらいの感覚でしたが、本当に乾いたら枯れてしまうと思い、3日は開けないように心がけました。ただ、慣れてくると、温室の結露の状態を見て水分量も大まかには分かるようになりましたね。
温度管理
温室での管理で一番気を付けたのは、温度管理です。
昼間、温室に日が当たると(真冬ならともかく)中は結構温度が上がります。そこで、温室はあまり日が当たらない半日陰の場所に置きました。また、休みなどで日中家にいるときは、中の温度を確認して暑かったら外に出したり空気を入れ替えたりしていました。
桃達の成長
実際に育ててみて驚いたのは、その成長の早さです。温室は二段のものを買いましたが、背が高くなってつっかえるようになり、途中で中の仕切りを外さなければいけなくなりました。
だからといって、縦長の温室にするのはどうなのかな……ベランダなどで育てる場合、水はけのためにベランダ地面に少し傾斜をつけていることも多いと思うので、安定しない恐れがあります。
この話も含め、ミニ温室の購入を検討するときは、置く予定の場所の下場を確認しておくのがおすすめです。地面が平らでなかったり傾斜があったりする場合、背の高いものや三段以上のものの購入は慎重に検討した方が良いでしょう。
春が近づき、桃の花は……
春先、梅・桃・桜の花の季節が近づき
……とはいえ、さすがに木質化もしていない状態では花は咲きませんよね(^_^;)
来年だってまだ早いと思います。
少なくとも一年目はそれどころではありません。ひたすら水をあげて、背丈が伸びるのを楽しむだけでした。
温室の役目終了
ミニ温室は、ビニールを取れば普通の棚として使えます。冬場以外は棚として活躍してもらうとして、桃達は外に出して育てていきます。温室のビニールは来年も使えるように畳んで倉庫にしまっておき……翌年(この冬)使えるかどうかは、またその時期にレポートしますね。仮に使用できなかった場合も、温室の替えカバーだけで売っているようです。
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一応、今回初めて見た方用に、私が使用している温室のリンクも(3度目ですが……)貼っておきます。
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栽培記録としては
温室にいた頃と変わりません。
ただ、そろそろポットではなく、しっかりした鉢で育てる頃でしょう。外に出して育てるタイミングで鉢に植え替えようと考え、ポットよりも大きな鉢を芽の分だけ用意しました。
今回はここまでにします。
次回は春から夏にかけての様子をお伝えします。