食べた桃の種から桃を育てるシリーズ
前回までで無事に冬を越して、温室から出て春を迎えました。
今回は、春先から夏場までの成長記録をお伝えします。
ここまでの成長記録と休眠打破の方法などは、下のリンク先をご覧ください。
食べた桃の種から、桃を育てる
食べた桃の種から、桃を育てる2~発芽と冬越し~
食べた桃の種から、桃を育てる~番外編・休眠打破の方法~
食べた桃の種から、桃を育てる3~1年目の冬場の乗り切り方
それでは、改めまして今回の成長記録、スタートです。
桃の成長差
ここで再度確認ですが
種から育てた場合、「親」の品種とは違った種類になると言われています。「言われている」と書きましたが、どの情報を見てもそう書いてあるので間違いはないのでしょう。
育てていくうちに、桃達にも成長差が見られるようになります。
どうしても、すぐに大きくなった子に興味が行きますが、元気なのに背丈が大きくならない子が気になってきました。
元気のない子を整理
お世話をしていると、明らかに元気のない子が幾つか出始めます。
生き物なので可哀想ですが、病気とかだと他の子にも影響が出ると考えて間引きしました。
最初に芽を出した3つのうちの1つも、当初は整理するつもりでした。
他の2つがあっという間に背丈を伸ばしていくのに、その子だけは小さいまま。後から生えてきた元気な子達のほとんどにもあっさり背丈を抜かれていきます。どうしてその子は残したのかというと……他の整理する子達と違って、元気だったからです。小さいのに葉っぱは青々としていて、茎も他よりしっかりしていました。
そこで、前述の「同じ品種にならない」という言葉を思い出したのです。
「この子は、ひょっとしたら特別な品種かもしれない」
その子は整理対象から外れたばかりか、最も気になる存在へと変わっていきました。
背丈が腰の高さを越える
一番背の高い子は、とうとう私の腰の高さを越えました。
初夏から夏へと移りゆく季節。
その太陽に向かって毎日のように伸びていく姿を確認するのは、日常の楽しみのひとつとなっていきます。
ついに木質化で桃らしく
「芽」だった子達が、根元から色が変わりつつあるのは感じていました。しかし、それまで多くの植物を枯らしている私には、それが成長の証と判断できるまで時間を要しました。
「ひょっとして、枯れ始めているのか?」
「何か特別なことをした方がいいのか?」
そんな疑念も湧き始めましたが
「いや、葉っぱは元気だから今まで通りお世話をしよう」
ということで、自分を信じて……
今回に関しては、それが良かったと思います。
夏を迎えるまでの桃のお世話
土について
鉢に移すとき、水はけを最重要視しました。
鉢底石を多めにし、川砂を敷いた上に
果樹用の土を使用しています。
ネット入り鉢底石 0.5L×6袋 共福産業 ガーデニング用品、家庭菜園、園芸用品 価格:738円 |
価格:178円 |
価格:822円 |
肥料について
鉢に植え替えたとき
感覚として「一掴み」、鉢の隅に肥料を施しました。
肥料焼けした子はいなさそうだったので、ちょうど良かったのだと思います。
今回はここまでにします。
次回は、「育てにくい」と言われている意味(の、ほんの一欠片かもしれませんが)を知ることとなります。