新しい映画の上映も、2020年の春以降は難しい状況が続いていますが…こういうときに、普段であれば観なかったであろう古い作品に興味を持ってもらうのも楽しいかと思います。技術は進歩して内容的にも新しく変わっていきますが、古い作品を観るときは違った楽しみ方もできるのでおすすめです。「実は最近の映画にあったあのシーンは、たぶんこの映画のこのシーンを参考にしたんじゃないかな」とか。意識してそのシーンを使ったにしても、実際はたまたまであったにしても、古い名作を観ておくと新しい映画を観るうえでも楽しみの引き出しは増えるのではないでしょうか。
そういうわけで、今回はまた古い洋画を紹介します。古いといっても、その小気味良い展開とラストは今観ても飽きず、私の最も好きな作品の一つになっています。映画のストーリーでスッキリしたい人にもお勧めですよ。それでは、今回も最後までお付き合いください。
ブログ登場人物
Taka
ブログ管理人及び執筆者。映画は比較的古い作品が好きな傾向がある。
ここ15年くらいの作品には疎いけれど(^^;) それ以前のものを中心に紹介します。
Taka嫁
Takaの「管理者」的存在。Taka以上の映画好き。
独身時代に収集した数々の作品を観て、Takaの映画好きが加速した。
冷静に紹介できないから難しいんじゃない?
Taka娘
生意気盛りの一人娘。Youtubeに夢中で
映画には興味無さそう・・・
私、忙しいのよね
スティング
今回紹介するのは、1973年に公開された「スティング」です。詐欺師とギャングが繰り広げる騙し合いや追跡劇が小気味よく描かれていきます。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードという名優二人が主演で、アカデミー賞も受賞していますね。また、その映画音楽も有名で今でもさまざまな場所で使われているので、映画は知らなくても「音楽はよく知っている」という人も多いはずです。
スティングの魅力
「スティング」と聞いて、皆さんは何を連想しますか?
歌手?
そうですよね。映画好きでなければ、または映画好きでも古い作品に興味がなければ、そういう答えが一般的でしょう。いい曲出していますよね。私も好きですよ。ポリス時代の「Every breath you take」とか・・・映画好きとして忘れてはいけないのは、レオンで流れる「Shape of my heart」ですよね。ラストで流れてきたときの
・・・すみません、映画のスティング・・その魅力を改めて。
軽快に進んでいくストーリー
詐欺師のお話で、話の中で人も死にます。犯罪といえば犯罪ですから、登場人物が亡くなることも含めて、そういうお話が苦手な人には向かないかもしれません。しかし、映画のストーリーとして楽しめる人にとってはドキドキが続き、最後まで飽きさせません。騙し、騙され、追いかけ、追いかけられて、最後は……。軽快なストーリーの作品は新しいものにも多いでしょうが、1973年にここまでの作品が作られていたことに驚かされます。
名優の共演
どことなく小物感が抜けきらない青年詐欺師を演じるロバート・レッドフォード、普段はすっとぼけたおじさんにしか見えない大物詐欺師を演じるポール・ニューマン。どちらも本当に味のある演技で、映画全体にも好印象を与えているように思います。
この二人、もう一作有名な映画にも共演していますよね。明日に向かって撃て!はスティングよりも前に公開されている作品ですが、そこで演じているコンビも息が合っていていい味が出ています。お互い波長が合うのでしょうか……って、演技とそういう部分は別ものなのかもしれませんが。私もこの2作を観てこのお二人が好きになった人間ですが、作品としてはスティングの方が好きかな。なお、これは完全な個人的意見です。どちらも歴史に残る名作ですから、興味があれば両方観てみてくださいね。
軽快といえば、音楽も♪
最初の紹介にも触れましたが、その音楽も有名です。
ええと……
スティングの中で使われている「エンターテイナー」は、現在でも誰もが知る1曲ですよね。軽快な音楽は、普段何気なく観ているTV番組の中でも度々耳にします。また、曲調は少し変わりますが、サッカーの日本代表を応援するときにサポーターの皆さんも歌っている曲。何でこの曲が使われているのか疑問に……
選手が「エンターテイナー」だから応援曲に使われているのか
あの…文字を打っていてやっと気付きました(恥ずかしながら、これはネタでなく事実です(^^;))。
まとめ
スティングは、確かに殺人シーンもありますが、頻度はそれほど多くないので余程苦手でない限りは気にならないはずです。そして、何よりも最初から最後まで楽しめるストーリー展開は、繰り返しになりますが今観てもワクワクするものがあります。筆者と同じアラフィフ世代にとっては「生まれたばかりの頃の作品」ですが、決して色あせていません。観たことのない人には是非お勧めしたい映画です。
それではまた次回お会いしましょう。
引き続き、この現状を吹き飛ばすような楽しめの作品を選んで紹介していくつもりです。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。