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オススメ本~辻村深月さんのエッセイ「図書室で暮らしたい」~

今回は、辻村深月さんのエッセイ「図書室で暮らしたい」について語ってみようと思います。
ライターをしていると、空いた時間にちょっと息抜きできるものが欲しくなりますよね。散歩など体を動かすのもいいし、ゲームで気分転換するのもいいでしょう。本が読みたいのであれば……私はエッセイをおすすめします。

エッセイについて

私は小説も好きですが、息抜きにはエッセイを好んで読みます。その理由は……
理由その1・息抜きに丁度いいボリューム
ライターで作業している合間など、長時間の休憩を取れないときにも手軽に一話読めますよね。同じ理由で、短編集もよく読みます。
理由その2・軽い
仮に途中で時間が来た場合にも、次が「いい意味で」気にならない……いや、気にはなるか。でも、次の空き時間までは待てると言いますか……これは性格にもよるんでしょうけど、私は小説とかを中途半端なところで中断すると、続きが気になってモヤモヤして手につかなくなるんですよね。全て一気に読み切るのは厳しくても、せめて一つの章などの区切りまでは読みたい。それがエッセイだと内容が軽いせいもあって「続きはどんな内容かな」と思いながらも、次読むときまで「小説ほどは」続きが気にならず、楽しみに待てるのです。
理由その3・作家さんの人柄が見える
意外と面白いです。あの怖い推理小説書いている人が、私生活では面白いことを言っていたり、シャイだったりする……そういう姿を垣間見ることができるのは楽しいですね。
理由その4・文章表現を学べる
エッセイは、読者に語りかけたり、読者を意識したりする部分が多くあります。いや、ほとんどがそうかな。そうすると「読み手に語りかける」文章の書き方で参考になる部分が多くあります。少しくだけてみたり、わざと硬めの文章で表現してみたりして読者を引きつける技術は本当に参考になりますよね。

辻村深月さんについて

辻村深月さんの作品との最初の出会いは……実は記憶にありません(^_^;)
最初に読んだ「ツナグ」に嵌ったのですが、何故「ツナグ」を手に取ったのか、その部分の記憶がないのです。
その当時、読む本の選び方は2通り。ネットでランキングなどを見て選ぶか、書店で見て「面白そうだ」と思って選ぶか。「ツナグ」も、そのどちらかだったのでしょう。そこですっかり嵌った私は、辻村深月さんの小説を10冊くらい読みました。
辻村深月さんの小説は、学生の気持ちを表現した作品が多い印象で、おじさんには世代的にキツいものもありましたが(^_^;)好きな作家さんの一人になっています。冒頭の写真は自宅の本棚ですが、あのとおり、一面が占められるほど作品を持っています。
作品はすべておすすめですが……特におすすめするものとしては、以下の作品。

ツナグ

映画にもなった作品ですね。
「深い」話もあって、色々考えさせられました。

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※2022.8.21追記
ツナグの続編が出ましたね。
早速読みました。
前回の流れを引き継いでいる話もあるので
最初の話をもう一度読み直してから、改めて読んだ方が
より深く入り込めるように思います。

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冷たい校舎の時は止まる

長編ですが、飽きさせない面白さがあります。
謎が深まっていく中で……って、熱く語ってネタバレするのも良くないので……
まあ、読んでみてください(^^;)

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凍りのくじら

シリーズ作というか
「この作品から読むといいよ」と
講談社文庫では勧められていますね。

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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

登場人物の中にライターさんがいる作品。
まあ、だからどうというものでもないですが(^^;)
タイトルは「なるほどなぁ」という感じになります。

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図書室で暮らしたい

さて。
辻村深月さんのエッセイは二作目ですが、今回はお母さんとしての気持ちが出ている話も多く、ママさんにもおすすめできます。我が子に対する思いや仕事と育児についてなど、共感できる部分も多いのではないでしょうか。保育園への送り迎えの話や、ちょっとした罪悪感を思わず持ってしまった話など、ツイッターでもよく見かける話題も多く見かけます。ママさんライターの息抜きには最適かもしれませんね。
もうひとつ、このエッセイには魅力があります。辻村さんの自作について、何作かご本人の解説が載せられているのです。作者自身の解説で「そんな気持ちで書いていたんだな」と発見ができると、もう一度その作品を読んだときに楽しめそうですよね。

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Taka嫁
ねえ

Taka娘
あのさ

うわっ、何だよ、二人とも急に
Taka

Taka娘
「図書室で暮らしたい」の作品紹介だったんじゃないの?

Taka嫁
そうそう。その紹介が一番短いって、どういうこと?

うっ……
Taka

いやその……本当に日常が感じられる、楽しいエッセイですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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