副業・ライター

ライターと、理想の文と、五七五~3000文字チャレンジ「歌」~

華やかな街並みを抜け、足速に家路を急ぐクリスマスイブ。家に着いたらケーキを食べて、家のツリーのライトつけ……何気ない日常の中、少しだけ違う雰囲気味わいながら。外に出て積もった雪を踏みしめて、サンタの姿探して歩く……あの頃の純粋さとは程遠い、おじさんが書く記事にようこそ。

今回の3000文字チャレンジは、私が文章を書くうえで気にしていることを紹介しようと思います。
いや、ちょっと待ってね。上から目線で「こういう文章が正解なのだよ」などと書くつもりはありません。私自身も常に暗中模索・試行錯誤でやっていますので、「葛藤」も含めて書いていくつもりです(というか、「これが正解」とがっちり固めてしまった時点で成長が止まる、と考えている人間なのです)。だから「あ、その考え方面白いな」なんて取り入れてくれれば嬉しいですが、「自分には合わないなぁ、そうじゃなくてこう思うなぁ」というのもあるんじゃないでしょうかね。
でも、後者なら黙っていてね。わざわざ教えていただかなくていいです(^^;)
結果として「見本」にせよ「反面教師」にせよ、読んだ皆さんが何か新しいものを掴んでくれるといいなと思いながら文を進めていきます。

さて。
「文章術」なんていう大袈裟なものでもありませんが、私自身、今のところの目標は
「歌うようにリズム良く読んでもらえる文章」を書くことです。
あ、もちろん文章としてのさまざまな基本は抑えたうえでのお話ですが(^^;)
たとえば「コイツ何言い出したんだ?」みたいな冒頭の訳の分からない文章は、実は『5・7、5・7・7。7・7、7・5……5・7、5・7・7。5・7・5、7・7……5・7・5、7・7。』という文字数の言葉で構成されています。だから、内容面では微妙に不自然な文章になっていますね。これは単純に「力(語彙力)不足」もありますが……。ちょっと言い訳をすると(^^;)冒頭の文章は「リズム感」だけにこだわって書いてみたものです。

和歌や俳句、川柳に連歌狂歌、都々逸など、歌謡とは別に「歌」と呼ばれて親しまれてきたものは、大抵5文字か7文字の言葉のかたまりで形成されています。それに慣れているせいか、5文字や7文字だとリズム良く読める気がします。百人一首・松尾芭蕉・小林一茶など、知らず知らずのうちに口ずさめる「歌」は多いでしょう。この辺りは「5・7・5」または「5・7・5・7・7」ですね。標語なんかは、今でも「5・7・5」で作られるものが多いように感じます。また、都都逸(どどいつ)はあまり馴染みがないかもしれませんが「7・7・7・5」で作られるものです。
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花」
「さんぎり頭を 叩いてみれば 文明開化の 音がする」
などが有名ですね。何となくですが、文章がこういうリズムに嵌ったときには、自分で読んでいても気分良くなります。
厳密に言えば、歌のように音階をつけて読むわけではありません。だから、先程は「歌うように」といいましたが、歌うというより「乗っている」という感じなんでしょうかね。もちろん固い文章にはそぐわないので「時と場合による」のですが……読んだときのリズムは常に意識はしています。

私は昔から人を笑わせるのが好きで、替え歌や川柳などをよく考えていました。
先程の都都逸でいえば、腰を痛めたときの自虐に
「立てばギクシャク 座れば痛い 歩く姿はチンパンジー」
と書いてみたり、少々髪の毛のない上司にムカついていた同僚に
「あのハゲ頭を 叩いてみても つるつる滑り 音も出ず」
などと紙切れに書いて回してみたりして……。
ウケるものはなかなかできませんが、たま~に「会心の出来」があって笑いを取ると嬉しくなります。笑ってもらえると、それが次のネタを考える原動力になる。そして、気付いたら文章に「リズム」ができるようになっていました。
皆さんも、自身の文章にリズムがないなと思ったら、川柳とか挑戦してみると良いですよ。サラリーマン川柳とかシルバー川柳とか、読んでいて面白いですよね。でも、自分で「トレーニング」として作るだけなら、別に面白いことを言う必要はありません。
たとえば
「朝起きて ご飯を食べて 出かけよう」
なんて、仕事で毎朝出かける人にとっては当たり前の日常でも5・7・5にできてしまいます。替え歌もそうです。歌のリズムに合った別の言葉を見つける作業は、文章のリズム作りにも役立ちます。副次的な効果として、語彙力も増えますよね。この文字数で表せる言葉がないか、替え歌ならこの発音に似た言葉はないか、思いを巡らせるだけでも効果があるはずです。流行りの曲などのワンフレーズを使って、今の気分に合わせて替え歌にするのもアリでしょう。言葉を選ぶ場合は、特に「5文字」と「7文字」を意識するだけで、文章が変わってきますよ♪

「ちょっと待て」
という声が聞こえてきている気がします。
だって、この記事だけを取っても、冒頭の文以外は「5文字」「7文字」とか何も関係ない文章が続いていますよね。理想とか言っておきながら、実際お前はどうなのか……と。
それでは、全てが5文字や7文字の構成だったとしたら、どうでしょうか? 絶対飽きますよね? 「ワンパターン」になってしまうのは、一番良くない。いくら名曲であっても、いつも同じ調子で歌っているのでは飽きてしまいます。そのため、肝心なところでポンと使えるように「使いどころ」を見極めることも必要です。
それがまた難しい……なかなか掴めないところですよね。私も常に悩んでいます。また理想を言いますが、自分が一番言いたい内容に差し掛かったときに「渾身の一文」を入れられると気持ちがいいですね。そこでスッと読めると、読者にも伝わりやすくなるんじゃないかなぁ。

もうひとつ。これはまだ葛藤している部分です。「ライターとして」文章を書くのであれば、大切なのは読み手なわけです。正直なところ、書いた人間が気持ち良く書いたかどうかなんて、読み手としてはどうでもいいですよね。こういうブログなら、好き勝手書いているから(いや、読む人も一応気にはしていますよ。でも優先順位として……自分の気持ち良さを優先してる……ごめんなさい(^^;))こんな感じですが、収入を得て書くものとなると「実績」が必要です。
自分自身の「気分良く書いた文章」を、読み手の人にも「気分良く読んでもらう」ためには……今のところの結論は、リズム。
名文は、リズムが良くて、読みやすい。
自分が読み手に立ったときに、一番思うことです。
ただ、リズムが良すぎると逆に流されちゃうんじゃないかなぁ……とも思うんですよね。
要するに(無理矢理まとめにかかった)、教科書通り当てはめるなんてできないのかな。リズム良く読んでもらえるのが一番だけど、たまに「引っかかる」ことで印象に残すのも有効になる、とか。結局、臨機応変に対応できる力が必要なんでしょうね。

つらつらと書いてきたものを見返してみると、初心者向けではないかもしれませんね(^^;)まずは「読者が知りたい内容を書く」「言いたいことをしっかり伝える」とか、技術的な面では「ねじれに気をつける」とか。そういう基本ができないと、いくらリズムがあっても読みにくくなったり、読む価値が無くなったりしますからね。
どの世界もそうなんでしょうけど、文章にも奥の深さを感じます。

さて。この上まででちょうど3000文字になりました(それは狙ったのではなく、ただの偶然です)。風呂場からは、娘があいみょんを気持ち良く歌っているようです。さて、私も今夜は湯船で何を歌いましょうか。

気持ち良く 歌うオヤジの その声に 家族全員 眉をひそめる

次回の3000文字からは、また元の文調に戻すつもりです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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