副業・ライター 映画や読書

感動した名作「盤上の向日葵」

柚月裕子さんについて

柚月裕子さんの作品は、実は初めて読みました。印象としては、情景とか分かりやすく表現されていて、物語の世界に入りやすい感じがしましたね。
あと、少し調べて「なるほど」と思ったのが、『おじさんの描写が上手い』という評価です。今回の物語でも、刑事や棋士などに癖のある登場人物が出てきますが、それぞれ上手く「踊らせている」感じがあります。
作品には刑事ものや推理系が多いようですが、他の作品も読んでみたくなった作家さんです。色々賞も取っているので、読書好きな人はご存知でしょうね。私もお名前は知っていました……が、「柚木麻子さんとよく似た名前」という、ご本人が見たら叱られそうな理由で……(^^;)

作品との出会い

書店で、いわゆる「おすすめコーナー」にありました。元々将棋はそこそこ好きだし、推理小説も最近読んでいないなと思って手に取りました。
上下巻あるので、それなりに時間潰せるだろうと思っていたのですが……意に反して(?)嵌ってしまい、3日も持たず読み切ってしまいました(^^;)

「盤上の向日葵」物語について

事件の捜索

白骨化した遺体とともに、高価な駒が埋められていた奇妙な事件。ベテラン刑事と、以前は棋士を目指していた新米刑事がコンビを組んで、この事件の謎に迫っていきます。その頃、巷では将棋のタイトル戦が行われており、東大出身の上条佳介が挑戦して話題を集めていました。
遺体とともに埋められていた駒の所有者を特定するため、新米刑事はベテラン刑事に「振り回され」ながら各地を飛び回り……次第にふたりは所有者を特定していきます。

過去の話

教師を引退して悠々自適な生活を送っていた男性。新聞配達をしている少年と出会い、男性の妻とともに彼を我が子のように可愛がります。男性は少年と将棋を指しながら、交流を深めていきました。虐待をしていたとみられる少年の父親から少年を守ろうと行動しますが、思うようにいきません。やがて少年は成長し、その才能が開花していき……

棋士の世界

将棋の世界の厳しさも、物語の端々で紹介されています。私も将棋はそれなりに好きで、仕事の関係で3名の棋士の方とも交流がありました。確かに、普段穏やかでも勝負に対する情熱みたいなものは感じましたね。
物語の中でも、刑事や少年など、多くの人が将棋の魅力に引き込まれ、勝負の厳しさに悩む様子が描かれています。
物語の中に棋譜が登場する場面も多くありますが、将棋を知らなくても大丈夫だと思います。
知っていれば多少情景が浮かぶかな……くらいな感覚ですね。

物語の流れ

作中の現在(平成6年)、過去……と、章ごとに年代が入れ替わって最初は戸惑いましたが、どんどん話に引き込まれていきます。話が繋がっていき、もう途中からはラストが気になって仕方なくなりました。
さて……ネタバレにならないよう注意して話を進めますが……
読み終えたときの感想を、声に出すとするなら
「うわぁ……」
という感じでしょうか

Taka娘
何言ってんの? 感想になってないじゃん

Taka嫁
中学生に痛いとこ突かれてどうすんのよ

いやいや、まあ聞いて
Taka

本当にね、言葉が出てこなかったんですよね。
あとは皆さん読んでのお楽しみ……という側面は当然あるんですけど、ちょっと衝撃的でしたね。
登場人物の行動について色々思うところはあります……ネタバレになるから言えない部分ですが。
ひとつ言うと……それぞれの登場人物が、この結末に何を感じたのでしょうか……ああ、気になる。
読んだ人に、ネタバレを恐れずにこの気持ちを伝えてみたい(^^;)
個人的に「物語として」こういう作品は好きですね~。
また時間を置いて読んでみたいと思える作品でした。

Taka娘
その時はどうせ何も覚えてないんでしょ?

Taka嫁
推理小説で、前読んだことを犯人が分かるまで覚えてなかったんだよね?

Taka娘
えっ……それ、やばくない?

これは忘れないから……多分
Taka

Taka娘
ふーん

Taka嫁
ふーん

おまえら……覚えてろよ
Taka

Taka嫁
お父さんが覚えていたらね

Taka娘
じゃ、覚えておく必要ないね♪

……少なくとも、棋士になるだけの記憶力には程遠いことは認識しております。。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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