ぶどうを種から育てるシリーズ。2022年晩秋に発芽した巨峰の様子をお送りしていきます。一粒種として大切に育てているこの子は、冬を迎えても順調に見えます。ただ、ミニ温室で育てた昨年と違い、これが実質初めての冬。心配は尽きません。 続きを見る
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ぶどうの葉の色が変わる
ぶどうの葉っぱは、丸くてギザギザしていて特徴ありますよね。今のところ主力になっている桃やりんごと違うのは当たり前ですが、そういった違いがあるのもまた楽しいところです。
秋に入っても暑いくらいの気候が続いた2023年も、11月に入ってようやく気温が下がってきました。それに伴い、青々としていたぶどうの葉っぱも黄色くなり、やがて下の大きな葉っぱから落葉が始まりました。
ぶどうの落葉
少しずつ、ぶどうの木も見た目が寂しくなってきました。今年は冬の寒さに馴染んで、季節を感じてもらいます。
まだ先の部分が残った状態ですが、こちらもしばらくすると全て落ちてしまうのでしょうね。そうなったら少し思い切って行いたいことがあります。
剪定に向けて
本やネットの情報を見ると、ぶどうは特に思い切った剪定が必要となりそうです。今は情報収集の日々。剪定時期は、葉っぱが落ち切った1月頃が良いようですね。今年成長してくれた部分を切ってしまうのは惜しいし、ざっくり行くことに不安もありますが、知識を得て確信を持って行いたいと思います。
剪定を終えたら
冬の対策は、基本的にはしないつもりです。冬をしっかり経験して強く育ってほしいなと思っています。あとは、今種を冷やしている他の子達がどうか……。
来春に植える子達
今冷蔵庫にいるのは、今年も巨峰と、あとはデラウェアです。今回は、秋に発芽させずに冷蔵庫で来春まで保管しています。昨年秋に芽を出した子達はことごとく枯れてしまい、今の子だけになってしまったんですよね。その原因の一つに「寒さ」があったのではないかと考えているのが、来春まで種を保管する理由です。うまくいきますかどうか。
一年間のまとめと、ぶどうのこれから
巨峰とナイアガラ、そしてもう1品種の種を植えましたが、いずれも発芽までは辿り着いたものの、早い段階で現在の巨峰が「一粒種」となってしまいました。原因は色々あるでしょう。植え替えのタイミングを誤ったもの、水を与えすぎたもの……しかし、一番の原因は休眠打破にあったように感じています。
総じてぶどうは秋に市場に出回ります。そこから休眠打破を2カ月行うと、季節はもう冬です。桃などとはちょっとした違いですが、芽が出てすぐの新芽の状態で朝晩寒くなるのは、小さな子には応えたのではないでしょうか。とりあえず今年は前述のとおり、来春まで種を保管しているので、ここでこの「仮説」に一定の答えが出せるように思います。
今の子(巨峰)の成長について。
まだ来春が実質2年目。ここで花が咲いたり実を付けたりするほど甘いものではないはずです。まだまだ大きく育てるために、知識を得て思い切った剪定も含めた対応をしていく必要がありそうですね。イメージでは実質3回目の春に花をつけて、その年の夏に実が成れば上々なのかな。それまではひたすら水をあげて元気に育てていくだけです。