フルーツを種から育てる 家庭菜園

果物を種から育てる~芽を出して成長するまでの過程と注意点~

果物を種から育てるシリーズ、今回は前回の最後にお話した、芽を出してある程度成長させるまでの間のお話をしていこうと思います。種から育てる間に気をつけるべきことなど、失敗談も交えながらお話していくので、これから種から育てようと考えている方はぜひ参考にしてみて下さい。
過去の記事は下のリンクからご覧下さい。




種の休眠打破

これは下の記事を参考にして下さい。


私がこだわっているのは、硬い殻のついた種は割って中身を取り出すこと。中の種が育っていないものや傷んでいるものも一定数あるので、育てるべき種の判別ができます。あとは冷蔵庫で冷やすだけ。カビには十分お気をつけくださいね(余程でない限り発芽には関係なさそうですが、冷蔵庫で冷やす分、衛生上他の食べ物への影響が気になります)。

種を植えて発芽まで

休眠打破を終えた種や、そのまま植えた種など、どちらにしても水分を少し多めにあげています。本来は果物によって水分量を変えないといけないのかもしれません。しかし、今のところ発芽までは変わらず育っているので問題なさそうです。
発芽までは、選んだ種のうち6割以上がたどりつけられるイメージです。

発芽したタイミング

ここが第一関門ですね。この段階まで来て萎れてしまう事例が多くあります。多くの場合、水分量の問題のように感じていますが、どうなのでしょうか。

育てる工夫・あげる水の量を減らす

発芽までは、表面が乾かない量の水を与えています。それが、発芽して根が張ってくると、そのままの水分量では根腐れの心配が出てきます。そのため、(季節など周囲の環境にもよりますが)それまでの水やりの頻度を3分の2程度に減らすと「成功率」が高い印象です。
体感では、桃やプラム・あんず、りんごあたりは発芽後も比較的強く、ぶどうや梨・さくらんぼ系は水のやり過ぎに敏感ですぐ萎れてしまう印象です。

植え替えのタイミング

まずはポットに種を植えて、発芽まで待つのがいつものパターンですが、発芽の時期を乗り越えて大きくなってくると、今度は鉢などへの植え替えを考えなければいけません。ここでもよく枯らしてしまうので注意しています。

植え替えが必要なタイミングとは

ここは果物の種類によって違うのかもしれません。私が感じるタイミングは2つです。

植え替えのタイミング1.根が詰まってきた

ある程度成長したところで、葉っぱが茶色く変色し始めることがあります。そのときはたいてい、ポットに根が詰まった状態になっています。こうなったら植え替えないといけませんね。

植え替えのタイミング2.成長していない

これは比較がないと判断が難しいのですが……明らかに小さいままのときは、そろそろ栄養分の多い土に植え替えた方がいいのかなと思います。どちらにしても「成長していない」と判断するタイミングがそもそも難しいですね。

植え替えのタイミングで枯れてしまった例

水のやり過ぎ

何度やらかしても、これが枯れた後で考えたときに原因のナンバーワンに挙げられます。学習能力がないのでしょうか……(;ω;)
特に、鉢に移した直後にどうしても水をやり過ぎてしまいます。植え替えの際は前の土をある程度残しているのだから、更に水をあげる必要なんてないのでしょうね。それでも実際に見ると、植え替えで水分が必要かと思ってあげてしまう……いい加減学習しなければ……。

土の問題

植え替えの際、今まで馴染んでいた土を残して植えたいところですが……ポットから出すときに崩れて根っこがほとんど出てしまうことがあります。そうなったときによく枯らしているような気がします。気のせいかもしれませんが、新しい土と馴染むまでは今までの土があった方がいいのは確かなのではないでしょうか。
ここをクリアするためには「植え替えの際崩れないよう気をつけろ」しかないのかなぁ。そのまま植え替えられる素材で作られたポットも売られているんですが、何度か使って一度もうまくいっていないので(まず間違いなく「たまたま」なんでしょうけど)使いづらいんですよね。
その他にも、肥料とか色々あるそうですが、私はそこで(枯らしてしまうなど)表面上大きな失敗をした経験はありません。ある程度落ち着くまで肥料をあげていないのが良いのかもしれないですね。

軌道に乗ってから

鉢に植え替えてある程度大きくなってからは、今のところ枯らしてしまった経験はありません。ただ、「危なかった」ときは何度かありました。

ハダニ・虫対策

初めて種から育てた桃達の1年目。初めての初夏を迎えるタイミングでハダニにやられました。確かに枯れるまではいかずに済みましたが、その後生育が悪く、処分した子はいました。
対策としては、やはり薬に頼るのが一番のようです。ただ、農薬みたいなものではなく、私は酢を使った下の商品を今は使っています。
植物にも優しそうだし、重宝していますが……お酢の臭いが当然(?)するので、リビングに香りが漂わないよう風向きには注意した方がいいかもしれません(^_^;)

水分量

これは、今のところ大丈夫ですが……「自分物差し」では少なめにするよう心がけています。季節によって与える量が違うところは把握しておくといいでしょう。もちろん果物によって違うものの、冬場はもう夏場の半分以下にしているイメージです。真冬になると、桃あたりは昨年は1週間に1回くらいの頻度でした。ただ、天候などの要因で当然前後はします。

まとめ

まず、果物は「木」になるまでが第一関門と表現して良さそうです。もちろん、今回紹介したように、その「関門」の中に色々あるんですけどね。私自身は、繰り返しになりますが「水をあげすぎて駄目にする」パターンが圧倒的に多いと思います。もし枯らしてしまったときなど、ご自身の傾向を確かめてみると、次に活かせるかもしれませんね。

Taka娘
皆様、学習能力ゼロの父親で申し訳ありません
Taka嫁
学習能力ゼロの夫で申し訳ありません
Taka
いや、いろいろと学習もしていて
Taka娘
いやいや、そこは空気読んで「学習能力ゼロの私で……」ってやるのがセオリーでしょ?分かってないなぁ
Taka嫁
空気読めない夫で申し訳ありません
Taka娘
空気読めない父親で申し訳ありません
Taka
空気読めない私で……
Taka嫁
いやいや、そこは言われた通りじゃつまらないでしょ?
Taka娘
つまらない父親で……
Taka
もういいです、すみませんでした
Taka娘
皆さん、種からおいしい果物ができるといいね♪

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