フルーツを種から育てる 家庭菜園

食べた桃の種から桃を育てる~3回目の春・桃の花、はじめての開花~

食べた桃の種から、桃を育てています。2021年の夏に食べた桃を種から育てて、発芽から3回目の春を迎えました。桃栗三年……念仏のように繰り返し、まずは花が咲く日を夢見て育ててきましたが、いよいよ……。
さて、桃は種から育てると「親」と同じ品種になる確率は低いとか。それなら、今回花が咲きそうな子はどんな花を咲かせてくれるのでしょうか。「普通の」桃の花? それとも……。でも、どんな花が咲いても、手塩にかけて育てた子が咲かせる花は私に向かっては輝きを放ってくれるはずです(記事は花が咲いてからその様子もお伝えするつもりですが、これを書いている時点ではまだ咲いていません)。
過去の記事は下のリンクからご覧下さい。







種から育てた桃、冬場の様子

前回の記事で、冬場の様子はお伝えしている通りです。「木」として迎えるのは実質2度目の冬。今年は剪定も行いながらですが、昨年経験している分やはり心の余裕が違います。「枯れているかもしれない」という不安が(完全にないわけではありませんが)消えるのは大きいですね。枯れ木と「葉はつけていないけれど生きている木」の違いがはっきり分かるようになったのは、この子達を育てた経験で得たことでしょう。
冬場の桃達は、水分は控えめにして数日に一度水をあげる程度にしていました。

新しい芽、蕾確定?

昨年とは違った芽の存在を確認したのが、昨年の秋。園芸店で売られている桃の苗を見て花芽らしいことを確認してもなお、もし花芽でなかったとき落胆しないように必死に「予防線を張って」いましたが……もう花芽ということでいいですよね?(^_^;)
芽が膨らみ、中から白いものが見えてきました。あれ? ピンクでなく白? もうどちらでも、楽しみで仕方ありません。

花芽をつけた子のお話

桃を種から育て始めた頃。この子を含めて4つの子が先に発芽しました。他の子も次々に発芽して、それなりに大きくなったのが8つくらい。その中でいつまで経っても最も小さいままだったのが、今回花芽をつけた子でした(写真右上。ちなみに左下は柚子)。正直なところ、もう駄目なのかなと思い、ハダニでやられてしまった子と一緒に処分しようと考えていた時もありました。それを思いとどまらせたのが、その「元気な姿」です。小さいということを除いては、葉の色も茎の太さも一番しっかりしている……それと比較すると、むしろ他の背の高い子達の方がヒョロッとして頼りなく見える気もします。もう一つ思ったのは、先程触れた「親と同じ品種にならない」という点です。明らかに成長の違うこの子は他の子と「大きな系統から違う品種」なのかもしれない。そう思って残すことにしました。
そこから紆余曲折、元気だった子の中でもその後育ちが悪くなったのもある中、最後まで残った4つの子の中でも一番元気な存在になっています。
やっぱりこの子だけ大きな系統の品種が違うのかな……その答えが分かるのはもっと後のことでしょうか。来春、他の子達が花をつけてくれたときの楽しみができた、ということなのかもしれません。

桃達に肥料を与える

3月になり「そろそろ起きてね」という意味で肥料を与えました。花を咲かせてくれる子にとっては、花を咲かせるための体力をつけるため、その他の子達にとっては元気な葉っぱをつけて来年に向けて更に大きくなってもらうためです。
肥料は、市販の果樹用の肥料を与えました。特に拘りもなく買ったものなので、正直なところ他の肥料との違いは分かりません。

植え替えの時期

肥料をあげる際にマルチングしている部分をどかして気付いたこと。根がかなり張っています。昨年植え替えをせずに育てましたが、今年は植え替えが必要かもしれません。どの程度の大きさにしたらいいのか、また、時期はいつがいいのか。少しずつ調べて、適当な時期を見つけて植え替えを行いたいと思います。

種から育てた桃、蕾膨らむ

毎日観察していますが、その度に芽の様子が変化していきます。そしていよいよ、中の花らしきものが見え始めました。やっぱり白い花なのかな。
あと、この一文を書いているのが3月15日。桜の開花予想では間もなくこの辺りでソメイヨシノが咲きそうです。「ウメモモサクラ」と言われるように、開花の順番からすると桃の花はもう咲いていい時期。これは「不安」とかそういうものでなく「遅咲きの品種なのかな」とかの「楽しみ」と捉えて下さい。もちろん、どういう状態でも一定数の不安はありますけどね。
……と、ここまであえて咲く前に文章を仕上げました。
2024年3月15日の通勤電車内です(^_^;)
もうこれ以上報告するような変化は起きないはず。次の行の開花宣言を私も「今」楽しみにしています♪

まだあった変化

前の報告から10日経ちました。寒の戻りもあってまだ開花宣言ができませんが、そんな中で更なる変化があったので書き留めておきます。
写真のとおり、蕾の中からピンク色が覗き始めました。やはり花はピンク色のようです。もう数日で開花するのかな。今が2024年3月25日の月曜日。このままいくとどうやら平日に開花となりそうで、一部始終の変化は確認できないかもしれません。それでも、開花したかどうか確認するため、毎日の帰宅が楽しみになりました。
ちなみに、蕾の段階では香りの確認はできません。

3月末、開花間近

蕾から、綺麗なピンク色の花びらが顔を出し始めました。数日前から同じアングルで写真を撮り続けていますが、とうとう今日明日にも咲くところまで来ました。当初予想していたよりはかなり遅いかな。もう3月も30日、今日咲かなければ4月の開花になる可能性も……

種から育てた桃、開花

2024年3月30日
朝一番では咲いていなかったのですが、午前中のうちに一輪開花しました。
2021年秋に種から芽が出ているのを確認して、そこから2年半。毎日眺めていた子に第一段階の結果が出たことはやっぱり嬉しいです。
なんの変哲もない桃の花かもしれませんが、私にとっては今最も大切な・価値のある花です。
今年は恐らくここまでで、受粉する木がなければ実は成らないでしょう。そこは来年に期待ですね。

Taka
やっと花が咲いたよ(´;ω;`)
Taka嫁
よかったね。で、実はできそう?
Taka
いや……それはたぶん来年以降
Taka娘
今年できないの?
Taka
受粉する木がないから、多分無理だね
Taka娘
なんだ。実ができてから言ってよね
Taka嫁
そのときはよろしくね~
Taka
(´;ω;`)

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